赤ちゃんのスキンケアの話
赤ちゃんの肌は弱くてカサカサしやすい
私がいちばん上の子を産んだ頃(2000年頃)は、「赤ちゃんの皮膚に余計なものを塗らないほうが良い」というのが一般的でした。
なので、新生児期は薄い皮がポロポロむけて、全身カサカサしている赤ちゃんが多かったです。
助産師としても、出産入院中、「赤ちゃんの皮膚は1ヶ月かけてひと皮むけるから、そのままで心配いりませんよ」と産婦さんに伝えていましたし、自分の子どもにも、極力なにも塗らないようにしていました。
近年は、「保湿ケアが大事!」といわれるように
しかし近年(といっても2014年ごろから)、「新生児期からの保湿ケアが実行可能なアトピー性皮膚炎発症予防のひとつである」という論文が発表されてから、新生児期から、赤ちゃんの全身に保湿ケアをすることが推奨されています。
また、皮膚炎発症中の状態や、カサカサな皮膚だと皮膚からの異物に対してアレルギーを発症しやすいということも分かってきています。
ということで、赤ちゃんのスキンケアはした方が良いです(^o^)
どんなものを塗ればいいの?
ただし、新生児期から塗っても大丈夫なものを選びましょう。
添加物はなるべく入っていない方が良いですし、食物系の成分が入っている物は、その食品を食べ始める前に皮膚から浸入することで、異物と見なされ、アレルギーの発症につながることもありますので、安心なものを選びましょう(^o^)
赤ちゃんのスキンケアの仕方
いつ塗るの?
基本的にはお風呂上がり。タオルドライ後に塗ります。
塗り方
手のひらに適量をとり、両手になじませます。赤ちゃんに話しかけながら、全身に塗ります。うすく塗り込む、というより、皮膚に置いていくように厚めに塗る方が保湿効果は高いと言われています。
目、鼻の中、口の中など、粘膜には塗らないように気をつけましょう。